【オーリー】“平行にする”の呪い?
以前、言葉ひとつで印象やイメージが変わってしまう話として「“擦り上げ”の呪い」という記事を書きました。
オーリーの前足についてよく言われる「擦り上げる」という言葉から、ノーズに圧力をかけるようにズリズリと擦りつけるような印象を持ってしまうけど、それは違うんじゃないか?という話でした。
今回は「板を平行にする」編です笑
いや、これに関しては自分の長年の思い込みや動作方法が悪かっただけで、一般論としては呪いでも勘違いでもないのかもしれませんが… そのつもりで読んでいただければ、、
先日「シン・オーリーHowTo ~Takkk’sメソッド~」として、オーリーのHowToページを全面リニューアルしました(お読みいただけたでしょうか?)
その中の「オーリーの原理を理解する」という項目で、デッキが浮き上がる理屈として、以下の図とリンクを貼りました。
オーリーせずに再現するとこうなる
How #ollie works pic.twitter.com/514BUDjpFy— Takkks|Sk8HowTo (@Takkks_SK8) November 25, 2021
そして、オーリーの原理を、きちんと、しっかり頭で理解してほしいとも書きました。
オーリーは一般的には「ノーズを押してデッキを平行にする」と言われます。動画を見るとまあその通りではあるのですが… 僕の中では「板を平行にする」ではなく「テールを跳ね上げる」という言葉がしっくり来るんです。
しかも跳ね上げるといっても、弾きによるテールの「跳ね返り」ではなく、テールが跳ね上がるくらいの勢いで、立ち上がってきたノーズを瞬間的に“突く”みたいな感じです。
“押す”っていうと、なんとなく動作のイメージが緩慢で緩急がなく、上の動画のような瞬発的(突発的?)なイメージが湧きにくくないですか?
なので、一度一般論を理解した上で、さらに、オーリーは「弾いて擦り上げて押して平行にする」ではなく「後ろ足でノーズを跳ね上げ、前足でテールを跳ね上げる」と再解釈したらいいのではと考えるようになりました。
考えてみると、弾くときには路面という明確な支点①があるのに、押すときにはそういったものがない。
ノーズを跳ね上げた瞬間、空中にある目に見えない支点②を意識し、前足で虚空を突く。そんなイメージを持ってみてください。
「テールを弾いてテールを上げ、ノーズを擦り上げてノーズを上げる」が第一段階。
「後ろ足でノーズを上げ、前足でテールを上げる」が第二段階🤔— Takkk|Sk8HowTo (@Takkks_SK8) August 3, 2022
そして、テールが跳ね上がるようにノーズを押すためには、その前に、勢いよくノーズを立ち上げる=瞬発的な弾きが必要になるわけです。
ものすごい速さで上がってきたノーズを前足で跳ね返すように勢いよく押せれば、テールも勢いよく跳ね上がるはずです。
抽象的で難しいかもしれませんが、いろんな人のオーリーを観察したりイメトレしたりしながら練習してみてください。
今回は以上!
written by @Takkks.
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