【FS/BS共通】180オーリーを回しきるコツ
180を練習するにあたって必ず言われるのが「上半身を先行させて回していく」ことですよね。
でもこれ、頭ではわかっていても、体が思うように動いてくれない動作の代表例ともいえます。
だんだん回りきれんくなってくる、、
この技もやっぱ弾きが大事なんだと実感 pic.twitter.com/2rIyj8sAsR— Takkk|Sk8HowTo (@Takkks_SK8) November 10, 2022
どれほどの解決になるかわかりませんが、先日1つコツを見つけたので紹介します。
練習し始めて何が難しいかといえば、どうやって回ればいいのかわからないということです。言い換えると、どうやって回転エネルギーを生み出すかということだと思うのですが。
ポイントは、テールを弾くタイミングです。
先に指摘してしまうと、うまくいかない原因の一つは、テールを弾くのが早すぎるということではないでしょうか。
以前こういったツイートをしました。
オーリーやいろんなフラットトリックで高さや軽さを出したいときに、いつテールを弾くか。
画像1でも2でも3でもなく、4まで伸び上がったときにやっと弾くような、そういうイメージ。 pic.twitter.com/PQn8RPAGOR— Takkks SK8 (@Takkks_SK8) May 4, 2019
これを180にも適用していきます。「180」は「180オーリー」なので、ちゃんとオーリーしなければいけないのですが。
180なので、上のツイート画像に上半身の捻りを加えていきます。するとどうなるか…
伸び上がれば伸び上がるほど上半身が回っていますよね。
この中のどのタイミングでテールを弾けばいいか。当然、より伸び上がって捻った状態のほうがいい。捻れば捻るほど回転エネルギーが生まれてきます。つまり、テールの弾きは遅いほうがいいということになります。
回れない状態というのは、慣れない動作のせいで、上半身を捻る前(回転エネルギーが生まれる前)にテールを弾いてしまうということが言えると思います。一旦弾いてしまうと、そこからさらに回していくことが難しい。
以上の理由からうまく回れず、無理やり回そうとしてしまうんです。上半身をしっかり振って弾ければ、そこで生まれてきた回転エネルギーに乗って自然と回る感覚があります。“回す”のではなく“回る”状態を生み出したい。
オーリーの擦り上げや弾きは難しいけど、上半身を振るのは簡単ですよね。嫌になるような反復練習は必要ない。タイミングよく腕を振り、しっかり伸び上がってから弾く練習はたしかに必要ですが、わかってくると“回る”感覚が掴めてくるのではないでしょうか。
オーリー同様基本となるトリックなので、時間をかけて完成度とスタイルを育てていくのが楽しみでもあります。
【その他】
・空中分解しないように(強い弾き+前足首を寝かせてノーズ先端まで擦り上げる)
・真上に跳び上がる/回転軸を意識する
今回詳しく触れませんでしたが、このへんも180で大事なことです。練習しながら感覚を掴んでいってください。
◎自分は今回のコツを掴んだ副産物(?)として、ドライブを入れながらの着地が少しずつできるようになってきました。今までは空中で180°回りきってからの着地しかできず、ドライブをかけるほうが何倍も難しいと感じていました。
ドスン!と力が入った4輪着地だったのが、テールの弾きを遅らせることでふわっと跳べるようになり、空中でゆったり動作でき、ふわっと滑らかに着地できるようになったのかもしれません。
引き続き練習に励みます!
written by @Takkks.
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