【レール入門】バックサイドボードスライド B/S BOARD SLIDE
セクションが絶妙に低くてやりにくい pic.twitter.com/MPsyOLVoC8
— Takkks SK8 (@Takkks_SK8) June 2, 2020
スライド系トリック入門編。
安定したオーリーと、レールに入る恐怖心に打ち勝つ強い気持ちが必要ですが、極端なことをいえば、そこさえ克服してしまえばすんなりできてしまう(かもしれない?)トリックです。
強い気持ちは必要ですが、いきなりレールに入るのは無謀でしかありません。以下、僕が実践した恐怖心を克服するステップを中心に紹介していきます。
【 組みコーンは跳べるように 】
最低限オーリーで組みコーン(約30cm)を余裕で越えられるようになってから挑戦を。ボードスライドしたいレールがあるなら、それを跳び越えられるとなお◎です。同じ高さの段差にもビビらず跳び乗れるように。
【 スタンス 】
前足はビスを軽く踏み、フラットのオーリーよりも少し広めで。掛けたときに広いスタンスをとり、バランスをとりやすくするためです。少しFS180のような動作が入ることを考えると、前足は少しつま先側に寄せてみてもいいかもしれません。
【 段差にデッキの腹を掛けてみる 】
ボードスライドでレールへの恐怖心を減らす方法
その1
段差にデッキの腹を掛けてみる pic.twitter.com/JDzZNuZn6i— Takkks SK8 (@Takkks_SK8) February 10, 2020
まずは段差に正面からアプローチし、デッキの腹を掛ける練習から。段差に乗るのと違い、掛けた瞬間止まってしまうので、着地時に板から落ちないように少し後ろ重心でオーリーします。
板の真ん中を狙って掛けにいき、後ろのトラックを引っ掛けて止まります。低い段差から高い段差へと慣れていきます。
正面からのアプローチに慣れてきたら、少し角度をつけて斜めからも掛けてみましょう。
【 体をしっかり持ち上げる 】
体を上げる練習… pic.twitter.com/rGMfyfPFtT
— Takkks SK8 (@Takkks_SK8) February 17, 2020
ここで気をつけたいのがオーリーの仕方。上の動画はハイオーリーで知られるカツヤさんが薦めるオーリーの練習方法ですが、まさにこのような感じで掛けに行くといいです。テールを大きく上げる必要がないこともそうですが、何より体をしっかり持ち上げることです。段差の上から覆い被さるように、しっかり乗っかること。これはレールに掛けるときにも非常に重要なポイントとなります。(2番目の動画は跳び上がるのに力みすぎですね…1番と2番の中間くらいが◎でしょうか)
【 スライドの感覚に慣れる 】
当て逃げMonday pic.twitter.com/pO5lQ09u0j
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身のまわりにセクションがあればですが、オーリーすることなく板を掛けてスライドの感覚を体感してみることも有効です。スラッピーバーなどでスライドに挑戦してみてください。スライド中はほどよく膝を曲げて重心を下げ、バランスをとるのがコツです。
いきなりこんな風にスライドできないと思うので、少しずつ段階を踏んでやってみてください↓
ここまで道のり pic.twitter.com/L885LU1TFU
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こういうところでもやってみたり pic.twitter.com/HfTO7845Ux
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▲飛び出しバンクの角に掛ければ登り坂で徐々にスピードが落ちるので、あまり怖くないと思います。
【 レッジやボックスに掛けてみる 】
多少恐怖心も薄れてきたでしょうか。ここまで来たら実際にオーリーしてスライドしてみます。
その3
レッジやボックスで実際にオーリーしてスライドしてみる(アウトできなくてもスライドだけできればOK) pic.twitter.com/tTWOBkF3pY— Takkks SK8 (@Takkks_SK8) February 10, 2020
45°くらいでアプローチし、ボックスのコーピングなどにデッキを斜めに当て込んでみてください。重心は段差に正面から掛けたときのように少し後ろ気味。掛けるときに板や体をFSに開かなくていいので、アプローチの角度のままオーリーします。
ウィールがボックスの天面に触れると噛んで止まってしまいますが、はじめはそれでOK。バランスのとり方がわかってきたらウィールが噛まないよう、デッキを傾けたままバランスをとってスライドしてみます。
◎あくまで恐怖心を取り除くためにやっていることなので、きれいにアウトしてメイクする必要はありません。スライドできたと思ったら板を放り出して下りてください(実際ボックスでメイクするほうが難しい)
【 いざ、レールに挑戦 】
恐怖心はだいぶ取り除けたでしょうか?いよいよレールに挑戦です。
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・40〜45°でアプローチ
・レールが終わる30〜50cm手前あたりを狙う
・板や体をFSに回そうとせず、そのままオーリー
・ボックスでやったように、横から当て込む感覚で入る(テールを下げた状態で入る)
・少しテール重心
・体をしっかり引き上げ、上から乗る
・アプローチの角度のままスライド〜アウトまで行く
・あとは成り行きと慣れ 笑
板を平行にせずに横から当て込みますが、ボックスと違うので、うまく掛かれば自然と板は地面と平行になってレールの上に乗ることができます。
ただ…
板の真ん中をしっかり当てているのに板だけがツルッと飛んでいったり、捲られたり……レール入門あるあるです。要は掛かった板の上にしっかり体重を乗せられない状態になっています。
これらの原因は、体をしっかり持ち上げていないことです。腰の位置が上がっていないために、しっかりレールの上に乗っかれていない。体重が空中に逃げてしまうような状態です。
ボードスライドというトリックは体ごと乗りにいくのが一番怖いのですが、逆に言うと、これができることで一番安全にレールに入ることができるんです。しっかり乗れていればツルッといきにくいし、もしバランスを崩したとしても、比較的回避行動がとりやすい。とにかく体を持ち上げるオーリーをしてください。
個人的なスライドのポイント。
乗る前と乗ったときの足の伸び具合がほぼ同じ…要は体ごと持ち上がっていること。
レールが30cmだとして、板が30cm上がっていても腰が15cmしか上がっていないと、しっかり板に体重を乗せられず捲られやすいかなと。びびって板だけ上げようとするのが一番危ない気がする pic.twitter.com/QM722tmbTc— Takkks SK8 (@Takkks_SK8) February 6, 2020
【 スライドとアウト 】
当て逃げSunday pic.twitter.com/Ag78v6U8im
— Takkks SK8 (@Takkks_SK8) February 6, 2020
うまく掛けることさえできれば、板はレールの上をきれいにスライドしてくれます。はじめは当て逃げで数十センチ滑るだけなのですぐにアウトしてしまいますが、しっかり板の真ん中に重心をキープすることで、とりあえず安全にストンと着地できます(はじめは板から降りてもいいです)。わりと成り行きと慣れです。
丸レールこわい pic.twitter.com/0MtyIMNqmY
— Takkks SK8 (@Takkks_SK8) February 25, 2020
◎ここまでできれば、あとは回数を重ねることでさらに恐怖心を減らし、板をFSに開き、両肩は閉じてレールと平行にし、アウト〜着地の感覚を覚え、スライドする距離を伸ばしていくだけです。
ボードスライドができるようになると、いつものスポットの使い方、いつものパークを見る目が変わり、視界が急に開ける感じがあると思います。ぜひトライしてみてください!
距離伸びん! pic.twitter.com/s4NuKtXYWg
— Takkks SK8 (@Takkks_SK8) June 3, 2020
written by @Takkks.
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オーリーしないボードスライド
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