「板の回転を見極めて乗りにいく」とは
ショービットやキックフリップなど、いわゆる「回し系」と呼ばれるトリックのHowToでよく見かける「デッキの回転をよく見てキャッチしに行く」という説明に疑問を持ったことはありませんか? 僕はあります。
どういう疑問か。
ストレートに言ってしまうと(あんな速い回転見極められるかよ…)というものです笑
回し系を練習し始めの頃というのは回し方もわからず、板のコントロールなんてろくにできません。一生懸命練習してなんとかメイクまでこぎ着けても、板の回転を見極めて乗りに行けてるわけじゃない。
ほとんど勘や感覚で無理やりキャッチしているんじゃないでしょうか?端から見たらきっと余裕もなく必死感がひしひしと伝わるような動作になっていると思います。
それでも不思議なことに、練習を継続していくうちにだんだんと回す感覚がわかってくる。
メイクしたばかりの頃の、“自分の意志とは無関係に好き勝手回っている板”に無理やり乗りに行くという感覚から、”自分で回転のスピードや板をどこに飛ばすかをコントロールし”、そこに乗りに行くというふうに変わってくる。
“精度”が身についてくるんですよね。
どれだけ回ってどこに飛んでいくかもわからないような暴れ馬みたいな板を自分の意志で操れるようになったとき、そのトリックに対する恐怖心はかなり小さくなっているはずです。
【 結 論 】
冒頭の話に戻ります。
自分が未熟なだけなのかもしれませんが、「デッキの回転をよく見てキャッチしに行く」というのは、それ単体の行為としてはちょっと無理があるように思います。
繰り返し練習することである程度の動体視力は身につくとは思いますが、トレフリップやダブルキックフリップのような速い回転はやはり繊細なコントロールを身につけてこそ為せるトリックなのではないでしょうか。
◎いろいろえらそうなことを書きましたが、自分もそうやって板を操れるトリックはごく僅かです…初心者の方も、まずはショービットから。必ずコントロールできるようになります。
written by @Takkks.
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