【オーリー】ピックアップから学ぶ「弾き」

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先日、始めて間もない初心者さんに「ピックアップ」を教える機会がありました。

テールを踏んでノーズを手でキャッチするアレですね。

 

たかがピックアップといえど、昨日今日板に乗り始めた人にとってはいきなりできることではなく、コツを掴むまではしばらく苦労されていました。

 

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テールを踏むだけなのでなかなか教えようもないのですが、一応こんな感じでやり方を説明しました ▽

 

 

あとやたら焦る人が多いので、落ち着いて踏んで、ノーズをよく見てキャッチするとか、ちょっと引き気味に踏んでみる?とか、そういうやりとりをしたと思います。

 

 

 

それで、ちょっと気づいたことがあって。

 

 

上の動画にもあるのですが、小指側は踏みっぱなし/親指側を浮かせるという足の形。

このフォームのおかげで、テール先端に、狭いながらも板が立ち上がるスペースが確保できるわけです。親指側まで踏みっぱなしにしたり、足全体をテールに乗せて踏んでしまうと、当然板を押さえつけてしまいノーズは上がってきません。

 

 

 

それなのになぜ、人はテールを踏みつけてしまうのか(飛躍)

 

 

たぶん必要なのは、力をかけるべきはテールという“面”ではなく、テール先端の“点”であると認識することじゃないでしょうか。

 

どうしてもその形状からテールは「面」であり、この面を弾けば、てこの原理でノーズが上がってくると思ってしまう。

いや、間違ってはないんですけど … もう一歩踏み込むと、2段階でてこの原理が働いていることに気づきます。

 

 

わかりますか?

板が立ち上がると、支点がウィールテール先端へと移動するんですよね。

 

図①の意識のままだと、テールを踏みっぱなしになってしまい、板がきれいに跳ね上がらないかもしれない。あくまで大事なのは②の支点だということです。

 

まあ当然っちゃ当然なんですけど、今まで感覚的に捉えていて、あまり深く考えていませんでした、、

 

たしかに力をかけるのはテールという“面”だけど、実際に支点として仕事をするのは“先端の一点だけ”と認識することで、弾き方も変わってくるかもしれません。

 

 

 

既にタイトルに書いていますが、これってオーリーでもいっしょだと思いませんか?

 

たとえばマニュアルなら接地しているウィールがシーソーのように支点になるけど、弾くトリックの支点はあくまでテール先端だと認識を改めたいです(僕が)

 

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ちなみに弾き足のポジションですが、慣れてくればテール先端に置く必要はないです。

例えがピーキーですが、堀米くんやシェーン・オニールの弾き足はかなりビス寄りです。たしかにコントロールが必要ですが、弾くためにつま先を動かす距離が短くて済みます。

 

 

 

 

ピックアップに話を戻しますが、この「テール先端」を理解すれば、踏もうが弾こうがどんな方法でも角度でもピックアップできるようになりますよ。

 

今回はこんな感じで!

written by @Takkks.

 

 

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